GCCを導入してみた
計算が速いということでよく利用されるC/C++。そのコンパイラとして、Visual C++をよく使っていたけど、なんかちょっとした計算をしたい時にいちいち起動してコンパイル、っていうのがどうも面倒くさくなってしまった。そこで、GCCを導入してみた。
GCCにはMinGW版とCygwin版があるが、別にCygwinでUNIXっぽい環境は作らなくていいかなとなんとなく感じたので、MinGWをインストールすることに。
MinGW - Minimalist GNU for Windows - Browse Files at SourceForge.net
ここからとりあえず、「mingw-get-inst-20120426.exe」をダウンロードし、インストール。
コンパイルは、コマンドプロンプトからなら
C:\test\>gcc hello.c -o hello.exe
と打ってやればいける。
ちなみに、MinGWをインストールすると、MSYSというターミナルのようなものが付いてくる。インストール先がC:\MinGWだとしたら、C:\MinGW\msys\1.0の下に「msys.bat」というバッチファイルが出てくる。こいつを開くと、
User@User-PC ~ $
なんてプロンプトが色付きで出てくる。こちらからでもgccは使えるし、lsとかUNIXっぽいコマンドも使えるので、ここから作業することもできそう。ちなみにホームフォルダは、<MinGWインストール先>\msys\1.0\home\<User名>である。
Octave
http://www.gnu.org/software/octave/
数値計算ソフトウェアMATLABと互換性の高い、フリーの数値計算向き言語。
インタプリタ言語だが、少し注意してスクリプトを書けばCに匹敵する速さが出るとか。
「double型の行列」が基本のデータ形式で、非常に簡単に行列計算ができる。便利な関数も多数用意されているので、ささっと何か書いて計算させたいときには非常に便利。
Windows用のバイナリはここからダウンロード可能。pkgsのついてない方が本体で、pkgsは機能を追加するための拡張パック。
コマンドラインからいろいろ打って動かすというのが基本なので、Simulinkみたいなのは残念ながら無いもよう。制御組むとかなら大人しくMATLAB使えってことか。。
でも、根軌跡とかは拡張すれば書ける。